ゆうばり映画祭 白石和彌監督「審査委員長だと言うことは、ニュースで知った」

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019のオープニングセレモニーで各コンペ部門の審査員が登壇した。オフシアター部門の審査委員長は『孤狼の血』(18)の道産子・白石和彌監督、審査員は『南瓜とマヨネーズ』(17)の冨永昌敬監督や女優の長谷直美、マーク・シリングの計4名。ショートフィルム部門の審査委員長は93年のゆうばり映画祭グランプリ作品『トラッシュ』の久保直樹監督、審査員は『モリのいる場所』(18)の沖田修一監督、『0.5ミリ』(14)の安藤桃子監督の計3名。審査結果は最終日3月10日(日)の閉会式にて発表される。
白石和彌審査員長のコメント

「ゆうばり映画祭に来るのは初めてで、楽しみにしていました。本当は今年『麻雀放浪記2020』という、ゆうばりにぴったりな映画を作って、塩田(時敏)さんとも話していて、何とかオフシアターコンペ部門に入れてもらおうと話していました(笑)。ちょっと色々訳があって、試写をしないということになって。その代わり、バーターで審査員やってって話になりました。『審査員の端っこなんだろうな』と思っていたら、『僕が審査員長だ』ってことをニュースで知りまして。『そんなサプライズ映画祭最高じゃないか!!!』という気持ちと新しい才能と出会う気持ちでやってきました。

あと、一つだけ苦言を言っていいですか? オープニング作品にキム・ギドク監督の『人間、空間、時間、そして人間(仮題)』を上映するのはいいんですけど、皆さん映画人であれば、知っていると思いますが、(キム・ギドク)監督は去年の『#MeToo』運動の中で大きな過ちを起こしていたことをわかっています。上映の是非とか水を差すつもりはないんですが『どうしてこれを上映するのか?』というのは映画祭として、公式にコメントを出すべきだと思いました。じゃないと映画祭に参加するクリエイターの方とかがつまらない思いをすることになりかねないと思うので、来年から形を変えてよりゆうばり国際ファンタスティック映画祭を大きく、国際的な、世界で一番楽しい映画祭を表号していくのであれば、そういう問題としっかり向きっていくべきじゃないでしょうか。例えば、シンポジウムをするとか、映画界にある問題を話し合っていくのが映画祭の役割としてあると思うし、より大きな映画祭をするには、そういうことにはきちんと向き合うべきだと思いました。

来年から、『冬がやっぱりよかったよね!』と言われるように、ここにいるメンバーと伝説になるように盛り上がっていきたいと思います。」

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019

2019年3月10日(日)まで開催。会場はホテルシューパロ(2スクリーン)・夕張商工会議所(1スクリーン)・ゆうばり共生型ファーム(1スクリーン)の3会場4スクリーン。日本も含め18カ国569作品の応募作品から選ばれた21作品(オフ、ショート部門)のほか、招待作品としてオープニング作品『人間、空間、時間、そして人間(仮題)』(18)<上映終了>、クロジーング作品『レゴ® ムービー2』(19)、『アナと世界の終わり』(19)、『ニート・ニート・ニート』(18)など計70作品と9つの企画・イベントを予定。

【オフシアター部門審査員】審査委員長は『孤狼の血』(18)の道産子・白石和彌監督、審査員は『南瓜とマヨネーズ』(17)の冨永昌敬監督や女優の長谷直美、マーク・シリングの計4名。

【ショートフィルム部門審査員】審査委員長は93年のゆうばり映画祭グランプリ作品『トラッシュ』の久保直樹監督、審査員は『モリのいる場所』(18)の沖田修一監督、『0.5ミリ』(14)の安藤桃子監督の計5名。

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writer/Photo:anisuke

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