『蜘蛛の巣を払う女』 漆黒の女性ヒーロー現る

前作『ドラゴンタトゥーの女』(12)は、あまり好みの映画ではなかったという記憶しかない中、続編の『蜘蛛の巣を払う女』を観た。

少ない記憶の中で気づいた前作からの変更点。まず主演は、前作のルーニー・マーラ(『キャロル』)から変わり、クレア・フォイ(『ファースト・マン』)に。映画の中ではエキゾチックなキャラクターだが、両者の素顔はとても可愛らしい俳優さん。今回はサスペンスアクションになっていて、作風は前作とまったくの別もん。監督は『ドント・ブルーズ』のフェデ・アルバレスに交代。簡潔に言うと、超絶おもしろかったのだ!

<あらすじ>特殊な映像記憶能力を持つ天才ハッカーで、背中にあるドラゴンのタトゥーが特徴のリスベットは、AIの世界的権威であるバルデル教授から、図らずも開発してしまった核攻撃プログラムをアメリカ国家安全保障局(NSA)から取り戻してほしいと頼まれる。依頼を受けて陰謀の裏を探っていたリスベットは、やがて16年前に別れた双子の姉妹カミラの存在にたどり着き、カミラが仕かけた罠にはまってしまう。

主人公が無闇やたらに人を殺さないから、個人的に不快感がない。婦女暴行・奥さんにDVを繰り返すCEOに対しても、サブマシンガンをもった相手でも、状況に限らず、スタンガンや機敏な格闘技など、殺傷性の低い攻撃で相手を倒す。そんでもって、天才的なハッキング技術とハイテク機器を使って、敵を追い詰めていく姿はスマートでかっこいい。観ていると、ちょっと憧れるキレのある頭脳戦に興奮。

狭いフィールドで駆け引きをする「リスベット・バイク対スウェーデン警察・パトカー戦」。魅せつけられた。意外な判断と結果でパトカーを回避する! 仮面ライダーも唸るね。んでんで、乗っているDUCATIのバイクもかっこいいのさ。

ちなみに、これは姉妹の戦いでもある。主人公のリスベットは黒、双子の妹のカミラは赤。その2人がラストで対峙したときの背景には北欧の雪景色が広がる。その画のコントラストが素晴らしい!

とにかく難しくない、ワクワクハラハラさせてくれる映画だった。

2019年1月11日(金)より、道内は札幌シネマフロンティアのみで公開中

www.girl-in-spidersweb.jp

writer/anisuke

 

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